4年生の福祉学習として、昨年度も来ていただいた嵯峨根さんを講師にお招きして、お話と「シッティングバレー」体験をしていただきました。
はじめに子どもたちに「自分の宝物って何ですか?」との問いかけに「友だち」「家族」「命」「自分」「お金」・・・といろいろな答えが出てきました。嵯峨根さんは、生まれつき両手両足に障がいを持っていて、義足をつけているのですが、その「義足」が宝物だと言っておられました。実際につけておられた「義足」を見せていただきました。初めて見せてもらう「義足」に興味津々です。
保育園までは他の人とは違う自分を「スーパーマン」「かっこいい!」と思っていたこと、小学校時代から中学校時代で障がいのことを今までのように思えず、隠そうとしていたときにあいのままでいいと支えてくれた友だちのお話、そして、4年前に出場したパラリンピックでのシッティングバレーボールのお話などを聞かせてもらいました。
お話のあとは、実際にシッティングバレーボールを体験しました。まずは、座ったままの体勢でおしりで歩く練習です。前向き、後ろ向き、横向きの動きを準備体操がわりに行いました。「動きにくーい!」と言いつつ、楽しみながら歩いています。
動き方を練習した後は、グループにわかれてパス回しの練習です。これも座ったままなので、なかなかうまくつながりません。それでも、だんだんとコツをつかんで、10回以上続けられたグループもいました。
お試し体験のあとに嵯峨根さんのまわりに集まる子どもたち。体験を通して、シッティングバレーボールも少し身近に感じられたようです。
最後は、嵯峨根さんへの質問コーナーです。「義足はどのくらいの値段、するのですか?」などの質問が寄せられました。嵯峨根さんが帰られるときには、何人かの子どもたちが荷物を持って、見送ってくれました。特別な仕様になっている自動車も見せてもらいました。
4年生の子どもたちにとってたくさんの学びのある時間でした。
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